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基礎研究部

サイトカイン・キラー細胞研究室

 自然免疫に関与する細胞、特にナチュラルキラー(NK)細胞を中心に研究しています。NK活性や、NK活性に影響する体内成分の測定を通じて、各人の免疫状態を調べています。

 私たちの研究室では、自然免疫に関与する免疫担当細胞、特に"NK細胞"を中心にその機能を検討しています。NK細胞とはウイルスに感染した細胞やガン細胞を傷害する役割を担っているリンパ球であり、NK細胞がガン細胞を殺傷する機能・能力はNK活性として免疫機能の一つの重要なマーカーとなっています。私たちはこのNK活性を、蛍光色素PIとDiOを用いてフローサイトメーターで検出する方法(PINK法と命名)を開発し、各種疾患におけるNK活性の解析や免疫状態の把握に活用しています(図 参照)。

 さらに、NK細胞に関与するIFN-γ などのサイトカインやエフェクター分子であるパーフォリン、グラニュライシンあるいは活性化レセプターの発現等、NK細胞の機能について多面的解析を進めています。また、これらの解析法を駆使して、免疫能を有する乳酸菌及び有用な微生物の探索をおこなっており、さらにはそれらの摂取により腸管免疫や全身免疫に及ぼす効果ならびに作用機序の解明を試みています。

NK細胞により殺傷されたガン細胞
↑NK細胞により殺傷されたガン細胞
DiO で緑色に染色されたガン細胞は、NK細胞の攻撃を受けるとその膜が破壊され、PIの侵入により核が赤く染色される。

研究項目:

1) 各種疾患におけるNK活性の解析と免疫状態の把握
2) 各種疾患におけるグラニュライシン産生の検討
3) NK細胞の機能に関与する種々のエフェクター分子の検討
4) 免疫能を有する有用乳酸菌の探索
5) 乳酸菌の腸管免疫および全身免疫に及ぼす効果ならびに作用機序の解明

(室長: 岸 惇子)