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基礎研究部

シックハウス医科学研究室 

化学物質に対して極めて感受性の高い化学物質過敏症と呼ばれる病態が公衆衛生上の問題となっています。しかし、原因となる環境要因や病態の発生機序については十分明らかになっていません。居住に関連する病態はシックハウス症候群と呼ばれています。シックハウス症候群の多くは住宅の中の化学物質に関連しており、化学物質過敏症を発症する方も多く見受けられます。従って、シックハウス症候群と化学物質過敏症は密接に関連しています。
  これらの疾患における重要課題として、@症状の診断と発症原因の同定、A住宅の改善や住まい方に関する相談などがあります。本研究室では、主に以下の研究を行っています。

研究項目:疾患概念や診断指針に関する基礎的研究

 隣接する医療法人 社団 医聖会百万遍クリニック200910月より開設したシックハウス外来の患者さんに対する治療や問診、各種検査、住環境調査などを通じて、シックハウス症候群や化学物質過敏症の疾患概念や診断指針に関する基礎研究を行っています。研究では、臨床免疫機能研究室、インターフェロン・生体防御研究室、分子免疫研究室の協力を得ながら、脳機能、免疫機能、遺伝的要因、心理的影響などさまざまな角度から研究を行っています。

対外活動:各種マニュアルの頒布

 当研究室のメンバーは、旧住環境疾病予防研究会において、シックハウス症候群や化学物質過敏症を呈する方たちのサポートを行ってまいりました。旧住環境疾病予防研究会では、その活動の中で、以下の2つのパンフレットを作成しました。本研究室では、医療関係者、建築関係者、学校関係者、行政の方々などにご活用いただけるよう、これらのパンフレットを無料で公開しています。

学校等の施設において建材等から放散する化学物質から児童生徒の健康を守るための対応の手引き〜室内空気対策編〜(平成20年8月)

建築士のための空気環境に配慮したすまいづくり指針(平成25年3月)

(室長:吉川敏一(併任)、上席研究員:内山巌雄、客員研究員:東 賢一)