研究部
ルイ・パストゥール医学研究センターの研究部には20の研究室があり、
さまざまな分野の研究を行っています。
- センター長:木村 修
- シニアフェロー:藤田 晢也
- 副センター長:高木 弘隆
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インターフェロン・生体防御研究室
主席研究員(特任): 宇野 賀津子 主任研究員(特任): 鈴木 和男 研究員(特任): 高 宇嫺
ラッセル・リージャ当研究室は、インターフェロン(IFN)産生能他、独自に開発した免疫機能検査により、ガンの早期発見や予後予測、治療に有用な情報の提供を行っています。またガンの早期発見や病態を反映する免疫マーカーの探索の研究しています。さらに、血管炎、リウマチ、キャッスルマン病、COVID-19、アトピーなどの炎症性疾患や自己免疫疾患、感染症などの多項目のサイトカインやケモカインの測定から、疾患識別マーカーや重症化マーカーの研究もおこなっています。
2011年の福島第一原子力発電所の事故後は、低線量放射線被曝の影響に焦点を当て、福島地域の住民に低線量放射線の影響を克服するライフスタイル支援や、更にはSNS時代の緊急時のリスクコミュニケ―ションのあり方を研究しています。関連して立ち上げたサイトを紹介します。
SNS社会で科学者にできること:https://radiation-sns.com/ -
臨床病理研究室
主席研究員(特任): 土橋 康成 病理診断情報をデジタル化することによる、遠隔病理診断(テレパソロジー)システムの開発と運営を行っています。また、地域医療支援病理診断に伴う、遠隔病理診断や細胞診の運用ガイドラインの作成、および臨床病理学的症例研究を行っています。
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健康・スポーツ医科学研究室
主席研究員(特任): 高波 嘉一 研究員(特任): 川合 ゆかり
青井 渉老化やメタボリックシンドローム、生活習慣病などの効果的な予防法を運動、栄養、休養などの側面から科学的エビデンスをもって確立することを目的として研究を行っております。
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シックハウス医科学研究室
主席研究員(特任): 内山 巌雄 シックハウス症候群や化学物質過敏症の疾患概念や診断指針に関する基礎研究に加えて、脳機能、免疫機能、遺伝的要因、心理的影響など、さまざまな角度から研究を行っています。
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フリーラジカル医科学研究室
主席研究員(特任): 市川 寛 研究員(特任): 南山 幸子
劉 庠宏磁気共鳴装置(ESR) や化学発光装置などを用いて、試験管内および細胞などのフリーラジカルやフリーラジカル消去能を測定し、薬剤や食品およびその他の物質のフリーラジカル産生や消去におよぼす影響について研究しています。また、種々の疾患モデルラットや老化促進マウスなどを用いて、さまざまな食品や抗酸化物質を投与し、その有効性についても検討していく予定です。
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最先端粒子線治療研究室
主席研究員(特任): 高橋 成人 主任研究員(特任): 畑澤 順 研究員(特任): 勝又 太郎 がんの治療法の一つに、陽子、中性子、重粒子線、などを用いた粒子線治療が臨床応用されています。しかし、いずれも大型機器であり、その利用には多くの制限があるため一般的に広く利用されるには至っていません。我々は、最先端の技術を用いて新世代の粒子線治療としての小型化ホウ素中性子補足療法(BNCT)装置を開発しています。これは非常にコンパクトな設計であり、スペースをあまり必要とせず、かつ放射化などのリスクが低く、安全性でも優れた機能を有しています。一方、がんに特異的に集積する新規のホウ素薬剤の開発をすすめ、BNCTのより安全、かつ効果的な治療法の確立に向けて包括的な研究を進めています。また、臨床治験に向けた統括組織としての役割を担います。
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細胞療法研究室
主席研究員(特任): 木村 修 主任研究員(特任): 古川 泰三
青井 重善
津田 知樹研究員(特任): 小川 太一朗
関本 公紀
髙田 香
丹羽 良介
増田 裕希近年、再生医療やがん免疫療法など、細胞を用いた治療に関する基礎研究および臨床研究が盛んに行われてきていますが、治療効果や再現性は一般的に高いとは言えません。我々が運営しているCAクリニックグループでは「がん」という病態について免疫学的に詳細な解析をした結果、進行がんの治療に関して劇的な治療効果が得られ、高い再現性を持った治療が開発できています。そして近年、間葉系幹細胞を用いた再生医療に於いても、治療効果がでている場合には自然免疫のM2 極性が認められることが分かってきています。これらを踏まえ、本研究室では、がん治療および再生医療分野の両分野において、さらなる高い治療効果および再現性が得られるように、次世代シーケンサーやSingle cell RNA-seqなどの手法により解析を行い、治療効果と免疫応答の変化・相関をシングルセルレベルで解明していきます。
サテライトラボ:20231121.pdf -
創薬研究室
主席研究員(特任): 安田 佳子 主任研究員(特任): 近藤 恭士 研究員(特任): 唐 淼
庄 暁桐
安田 恵赤血球増殖因子であるエリスロポエチン情報がマウス初期胚の成長・分化に関与し(1993)さらに、この情報系が、殆どすべてのがん細胞に発現していることを見出しました。
次いで、この情報系を破壊するペプチド(EMP9)を見出して、抗がん剤として開発することになり、エポメッド株式会社が設立されました。我々は会社から離れ、創薬研究室として新たに、ケロイド腫瘍の治療の開発に取り掛かっています。 -
環境感染制御研究室
主席研究員(特任): 菊地 憲次 主任研究員(専任): 高木 弘隆
呉 成旭研究員(特任): 青木 洋子
井上 一彦
河野 雅弘
川上 智史
才原 康弘
佐藤 勉
服部 匡志
藤巻 弘太郎
藤原 功一
堀田 国元
宮村 弘
八木澤 守正新型コロナウイルス感染症の大流行を受けて、病原体感染症対策への意識がより一層高まり、公衆衛生分野における技術発展が社会的急務となっています。当研究室では、前身である「機能水研究室」が取り組んできた電解次亜塩素酸水、特に共存イオン濃度を低く抑えた高純度次亜塩素酸水の研究をさらに進展させ、様々な病原体に対する不活化効果とそのメカニズムについて研究を進めています。実験室内にはBSL3機能を備えた大規模な空間試験設備を設け、次亜塩素酸水のより効果的な空間噴霧消毒法の探索も行っています。また、今後の感染症対策における細菌やウイルスなどの病原体リソースの適切な保管管理の重要性を鑑み、当研究室の新規事業として「病原体リソースバンク」を新たに始動します。様々な企業や大学、研究機関との連携も図り、機能水研究と感染制御研究を牽引していく研究室を目指します。
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文理融合型先端医科学研究室
主席研究員(特任): 高垣 雅緒 主任研究員(特任): 香川 則子
早乙女 智子研究員(特任): 井家 晴子
岡田 拓治
神本 秀爾
中村 一仁
坂東 昌子
米澤 慶子医学・生命科学を基盤とし、人文・社会科学と連携した文理融合型の医科学研究を推進しています。AI医療、ゲノム医療、再生医療などの進展により医療技術は高度化している一方で、医療倫理、法制度、社会的受容、医療資源配分などの新たな社会的課題が生じています。
本研究室では公共人類学の方法論を中核に据え、医学研究と社会科学的分析を統合した「統合医科学」の構築を目指します。主な研究テーマとして、原発事故後の地域社会に関する長期調査、生殖医療と人口・少子化問題、先端放射線医療(BNCT)の社会実装、性別違和に関する医療と社会支援、さらに宇宙環境における食料生産技術の研究などに取り組んでいます。科学技術と社会の調和的発展に資する新たな知の基盤の構築を目的としています。 -
医療国際連携研究室
主席研究員(特任): 高島 正広 研究員(特任): 西野 勝弘 医療の国際化に伴い、国外からの患者の受け入れや、国外への医療従事者の派遣、医療機器や業務の支援などが急務となっています。一方、言語や制度のほか経済的な問題など、解決しなければならない点が多く残されています。これらの諸問題を解決するため、テキストの作成、実際的な交流などを通して、医療の国際連携の推進研究を進めています。
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耐性菌研究室
主席研究員(特任): 矢野 寿一 薬剤耐性菌は、感染症治療において治療の難治化のみならず、医療関連感染の拡大など多くの問題を抱えています。研究室では、①薬剤耐性菌の耐性機構の解明、②薬剤耐性菌検出法の開発、③新規耐性菌出現の監視、と耐性菌を中心とした研究を実施し、さらに、④病原微生物が感染症を引き起こす仕組み、⑤環境菌のヒトへの関わり、⑥腸内フローラと各種疾患との関連性、といった微生物全般についての解析にも取り組む予定です。
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アンチエイジング医科学研究室
主席研究員(特任): 山田 秀和 研究員(特任): 一宮 一子
高島 正広
日比野 佐和子
渡邊 昌「Aging Clocks研究会」の事務局として、全国の医療機関・研究施設が参画する多施設共同ネットワークを目指しています。2024年に始まったエピジェネティック・クロックの社会実装フェーズをさらに推進し、以下の3点を柱として活動しています。
1. マルチオミクス老化指標の多施設検証:
DNAメチル化による生物学的年齢に加え、多施設から集積されるライフログや臨床データを統合し、日本独自の老化の標準指標の精度向上を図ります。
2. 老化速度の制御と個別化介入:
老化の情報理論に基づき、運動、栄養、精神的健康、環境因子がエピジェネティクスに与える影響を多施設で検証し、個人に最適化された老化抑制プログラムの科学的根拠を提示します。
3. 次世代ウェルネス指標の社会実装:
Expo 2025で示された「いのち輝く未来社会」を具現化するため、EpScoreなど、未病状態を可視化する指標の普及を通じ、健康寿命延伸に資する社会基盤の構築を目指します。
Aging Clocks研究会:入会のご案内.pdf -
医農食情報環境連携研究室
主席研究員(特任): 小田 滋晃 研究員(特任): 小田 昌希
田中 朋清
中井 克樹
藤掛 進
山田 敏之医学・農学・食情報の連携を通じて、人間の健康と持続可能な食料供給のあり方を総合的に探究しています。近年、食品に含まれる機能性核酸などが生体に多面的な影響を及ぼすことが示され、食は栄養素に加えて多様な機能性情報をもたらすものとして捉え直されつつあります。こうした知見を踏まえ、食と健康をめぐる新たな理解の枠組みの構築を目指し、医学と農学の知見の交流と統合を進めています。
この医農連携の視点から、農産物の価値や供給のあり方を再検討し、農業経済・経営分野の研究を進めています。具体的には、農産物の原価計算と適正価格水準の解明、新規就農者の経営成熟度モデルの構築、日仏の新規就農支援制度の比較研究などに取り組んでいます。さらに、地域祭礼や鎮守の森が担う生物多様性・文化遺産研究、伝統的野菜の継承、震災復興における食文化の研究も行っています。加えて、国際共同研究や国際学術交流を通じて、医学・農学・農業経済学を架橋する学際的研究を展開しています。 -
AI・eスポーツ医学研究室
主席研究員(特任): 杉野 裕章 研究員(特任): 照岡 正樹
豊丹生 道良
前川 友吾国際eスポーツ医学会と連携し、eスポーツ医学の研究を推進している。主な研究テーマは「eスポーツを活用したシニアのフレイル予防」および「eスポーツによる若年層の心身の障害予防」と定めています。新たな取り組みとして、最近の驚異的な生成AIの進化を踏まえ、生成AIによる多波形干渉波シミュレーションの改良や、生成AIの主要な構成要素であるTransformerを用いた脳波マイクロステートの解析にトライします。また、指ごとの神経支配の相違と生理面や心理面との関係についての情報収集を進めていきます。
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再生医療研究室
主席研究員(特任): 戴 平 主任研究員(特任): 原田 義規 研究員(特任): 倉橋 敏裕 遺伝子導入技術を用いずに、低分子化合物のみで体細胞から異なる種類の体細胞へと直接誘導分化する技術の開発、更にそのメカニズムの解明に取り組んでいます。これまでと異なった新たな再生医療技術の確立並びに再生医療用細胞ソースの提供を目指しています。
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抗酸化研究室
主席研究員(特任): 犬房 春彦 主任研究員(特任): 楊 馥華 抗酸化配合剤(Twendee X、Twendee Mtcontrol)の様々な酸化ストレス病に対する予防や治療への効果を、基礎と臨床の双方から検証します。
お問い合わせ先:kousanka@antioxidantres.jp -
生体防御応用研究室
主席研究員(特任): 南山 幸子 研究員(特任): 川出 雄二郎
日下部 守昭
五藤 健児人の健康寿命の延伸を図るため、環境、食事、腸内細菌、睡眠、生活リズムなどの観点から基礎的・臨床的研究を進めています。また、アレルギーや生活習慣病などの疾患だけでなく、日常の生活からの病気の予防についても検討を加えています。
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ヒト疾患モデル研究室
主席研究員(特任): 岩倉 洋一郎 自己免疫やアレルギーなどの発症には多くの遺伝子が関与することがわかっています。病態形成における個々の遺伝子の役割を明らかにすることによって、発症機構を知り、新しい治療薬の開発につなげることができます。当研究室では、特定の遺伝子を外から導入したマウス(トランスジェニックマウス)や遺伝子の機能を失わせたマウス(ノックアウトマウス)を200系統以上作製し、病気の発症に関わる多くの遺伝子を同定することに成功しました。また同時に、病態形成におけるこれらの遺伝子の役割についても解析しております。とりわけ、私どもは世界的に患者が多く、有効な治療法の開発が望まれている自己免疫疾患やアレルギーに関連する遺伝子の役割について興味を持っており、これらのマウスを利用することによって病気の発症機構を解明し、新たな治療法の開発につなげることを目指しています。また、希望される方にはこれらの遺伝子改変マウスを分与することが可能ですので、ご連絡ください。
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次世代アジュバント・ワクチン開発研究室
主席研究員(特任): 伊保 澄子 自然免疫と獲得免疫の橋渡しに中枢的な役割を果たす形質細胞様樹状細胞を活性化する安全で効果の高いTLR9アゴニストG9.1を開発しました。国内外研究機関・企業や当研究センターのインターフェロン・生体防御研究室と連携して、G9.1をアジュバントに取り入れた成人肺結核予防ワクチンを開発中です。将来的には、G9.1の免疫増強活性を活かした創薬開発に取り組む予定です。














